雪男が目撃されたという情報を聞きつけ、現地に駆けつけたケチャップ探検隊のケチャップ隊長とフェザー隊員。はたして、幻のUMA、雪男を発見することができるだろうか?ケチャップ探検隊の伝説が今始まる!
まずは地元住民から話を聞くことに。
「俺は見たことないんだけど、周りの奴らはみんな見たことあるって言ってるぞ。」
この中身の薄い話を聞いて、なぜかケチャップ隊長は雪男の存在を確信した!
同じ話を聞いていたフェザー隊員は、全く違うことを考えていた。
「この人が雪男じゃないの?」
雪男を探して雪山を進むケチャップ探検隊。すると突然、よそ者の侵入を拒むかのように、猛吹雪が吹き荒れた!しかし隊長は決して怯まない。この試練を乗り越えた者のみ、雪男に会うことが許されるのだ!
降雪機で雪を降らす仕事を押し付けられたフェザー隊員は、ケチャップ隊長のルールにとらわれない大胆な演出に驚愕した。なんと隊長はBPOを知らなかったのだ!
雪男の探索は困難を極め、気がつけば日が落ちていた。雪山の夜は危険だ。そのことを熟知しているケチャップ隊長は、一秒も無駄にしない素早さでテントを張り、避難した。
ケチャップ隊長の極限まで無駄を省くストイックさに、フェザー隊員は驚嘆した。彼にはレジャーシート1枚しか渡されなかったのだ!
日が昇り、探索を再開したケチャップ探検隊は、怪しい洞窟を発見した。
「この中に雪男がいる!」
何の根拠もないが、そう直感したケチャップ隊長は洞窟の中に足を踏み入れようとした。その時!
「僕、3年間付き合っている彼女がいるんです…」
誰も聞いていないのに、突然フェザー隊員が自分語りを始めた。
「この仕事が終わったら、彼女にプロポーズしようと思っているんです!」
フェザー隊員に死亡フラグが立った!
ケチャップ探検隊は洞窟に足を踏み入れた。すると突然、頭上から何かが落ちてきた。
「毒蛇だ!気をつけろ!」
ケチャップ隊長の叫び声が洞窟に響き渡る。しかし、その声は、好奇心旺盛な若者の耳には届かない。隊員が不用意にヘビに近づいた瞬間、
「ガブッ!」
隊員が毒ヘビに噛まれてしまった!
念のために言っておこう。隊長は全く悪くない。すべて隊員の自己責任なのだ!
事態は一刻を争う。隊長は全く悪くないのだが、隊員思いのケチャップ隊長は、下山を決意する。しかし、プロポーズする彼女にいいところを見せたいフェザー隊員は、その提案を必死に拒んだ。その熱意にほだされた隊長は、やむなく彼の決意を尊重することにした。
隊員の全身に毒が回る前に、なんとしてでも雪男を探し出すのだ!
洞窟の奥に進むケチャップ探検隊。すると突然、岩陰から何かが飛び出し、洞窟の奥へと逃げていった!急いで追いかけようとするケチャップ隊長。しかしその時、フェザー隊員が倒れてしまった!
言うまでもなく、隊員の命が最優先だ。ケチャップ隊長に迷いはない。
急いで病院に駆け込むケチャップ隊長。奇跡的に、隊員は一命をとりとめた!医者の話によると、あと一秒でも遅れていたら、間違いなく死んでいたらしい。隊長の素早い判断が隊員の命を救ったのだ!
こうしてケチャップ探検隊の冒険は終わった。何の成果も得られず、隊長は落胆した。しかし、雪男発見の瞬間、フェザー隊員が、倒れながらも、写真を撮っていた!写真は大きくブレてしまっているが、岩と岩の間に何者かが写っていることはお分かりいただけるだろう。雪男と思われるソレは、両手をぐるぐる回しながら逃げていったという。
あなたの身の回りで不思議な出来事が起こったら、ケチャップ探検隊を思い出してほしい。彼らはこの世の全ての謎を解き明かすため、今も世界中を飛び回っている。明日はあなたの街に現れるかもしれない!
(完)
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